Win32API: SetFilePointer

ファイル ポインタを移動させます。


定義
Declare Function SetFilePointer Lib "kernel32" _
   (hFile As HANDLE, _
    lDistanceToMove As Long, _
    lpDistanceToMoveHigh As DWordPtr, _
    dwMoveMethod As DWord) As DWord
hFile
ファイル ハンドルを指定します。

lDistanceToMove
移動先の位置をオフセットで指定します。lpDistanceToMoveHigh パラメータを指定した場合はオフセットの下位32ビットを指定します。正の値を指定すると順方向に、負の値を指定すると逆方向に移動します。

lpDistanceToMoveHigh
オフセットの上位32ビットが格納されたLong型変数のポインタを指定します。関数が成功すると、新しいファイル ポインタの上位32ビットが格納されます。
扱うファイルが4GB以下であれば、NULL を指定することができます。

dwMoveMethod
移動の開始位置を指定します。以下の定数を利用して指定します。
定数説明
FILE_BEGINファイルの先頭を開始位置にします。
FILE_CURRENTファイル ポインタの現在位置を開始位置にします。
FILE_ENDファイルの終端を開始位置にします。

戻り値

関数が成功すると、新しいファイル ポインタの下位32ビットが返ります。失敗すると、&HFFFFFFFF が返ります。

解説

通信デバイスのようなシーク機能を持たないオブジェクトに対して、ファイル ポインタの移動をすることはできません。

環境情報

インクルード ファイル: api_system.sbp 内で定義済み
DLLファイル: kernel32.dll


CreateFile関数ReadFile関数WriteFile関数