Win32プログラミング講座 〜 Step1. 変数の扱いと演算子 〜「変数」とは、データを記憶するためのメモリの一部分だと考えてください。変数にはいくつかの種類があり、整数を記憶できるもの、小数部分の数値も記憶できるもの、文字列を記憶できるものなどが存在します。 変数を利用する前には必ず、「変数の定義」をしなければなりません。例えば、
この一行は、「"a" という名前のLong型変数を利用します」という意味を持ち、この次の行から変数aを利用することができるようになります。Long型とは、整数を扱うための変数型のことです。このように、変数の定義を行う場合は、Dim命令語を利用するものだということを覚えておきましょう。 早速、Dim命令語で変数宣言を行い、値を代入してみましょう。
"step1-1.abp" を作成し、上のプログラムを入力、保存、コンパイルして下さい(コンパイルの方法ってどうやるんだっけ?という方はステップ0 「インストールとHello world!」をご確認下さい)。
![]() この他、小数表現が可能なDouble型、Single型、32未満のビット数のInteger型、Word型、Byte型などの数値変数型が存在しますが、とりあえずは今説明したLong型を扱えるようにしておきましょう。 変数同士の演算 複数の変数を利用し、加算(足し算)、乗算(掛け算)をしてみましょう。
このプログラムをコンパイルして実行すると、以下のような実行結果が続けて表示されるはずです。
![]()
![]() プログラムを見て分かるとおり、変数bに10を代入して、それを3回足した値を変数aに代入しています(a=10+10+10)。ここで一回目のメッセージを表示し、更にa=30*10という演算を行って二回目のメッセージを表示する流れになっています。
と、こんな風に数値演算が行われるものだということがお分かりいただけたでしょうか?とりあえず四則演算(+-*/)くらいはできるようにしておきましょう。
文字列変数と文字列演算 次は、文字列を記憶することができる変数を紹介します。扱い方は数値変数とほとんど変わりません。文字列変数の型はString型だけです。Dim命令語で文字列変数の宣言を行い、文字列の代入などを行います。 また、文字列演算といっても、文字列を連結するための "+" 演算だけしか存在しません。
このプログラムをコンパイル、実行すると、以下のような結果が得られます。
![]()
トップへ戻る
|