構造体: STARTUPINFO

新規プロセスに関する情報が格納されます。


定義
Type STARTUPINFO
    cb As DWord
    lpReserved As BytePtr
    lpDesktop As BytePtr
    lpTitle As BytePtr
    dwX As DWord
    dwY As DWord
    dwXSize As DWord
    dwYSize As DWord
    dwXCountChars As DWord
    dwYCountChars As DWord
    dwFillAttribute As DWord
    dwFlags As DWord
    wShowWindow As Word
    cbReserved2 As Word
    lpReserved2 As Byte
    hStdInput As Long
    hStdOutput As Long
    hStdError As Long
End Type
cb
構造体のサイズをバイト単位で指定します。

lpReserved
予約されています。0 を指定して下さい。

lpDesktop
デスクトップ、ウィンドウ ステーションの名前が格納される文字列へのポインタを指定します(WindowsNT系OSのみ)。不要なときは 0 を指定します。

lpTitle
作成するプロセスがコンソールアプリケーションのとき、コンソール ウィンドウのタイトルバーに表示するための文字列へのポインタを指定します。0 を指定すると、実行ファイル名がコンソール タイトルに表示されます。作成するプロセスがGUIアプリケーションのときは 0 を指定して下さい。

dwXdwY
作成したプロセス内で、CreateWindowEx関数が呼び出され、なおかつ座標に CW_USEDEFAULT が指定されたときに、ここで指定する座標がデフォルト値として使われます。dwFlags メンバで STARTF_USEPOSITION フラグが指定されたときにのみ有効です。

dwXSizedwYSize
作成したプロセス内で、CreateWindowEx関数が呼び出され、なおかつ幅や高さに CW_USEDEFAULT が指定されたときに、ここで指定するサイズがデフォルト値として使われます。dwFlags メンバで STARTF_USESIZE フラグが指定されたときにのみ有効です。

dwXCountCharsdwYCountChars
作成するプロセスがコンソールアプリケーションのとき、スクリーンバッファの幅と高さを文字単位で指定します(WindowsNT系OSのみ)。dwFlags メンバで STARTF_USECOUNTCHARS フラグを指定したときにのみ有効です。

dwFillAttribute
作成するプロセスがコンソールアプリケーションのとき、文字色と背景色の初期値を以下の定数の組み合わせで指定します。dwFlags メンバで STARTF_USEFILLATTRIBUTE フラグを指定したときにのみ有効です。
優先順位クラス説明
FOREGROUND_BLUE文字色に青を含ませます。
FOREGROUND_GREEN文字色に緑を含ませます。
FOREGROUND_RED文字色に赤を含ませます。
FOREGROUND_INTENSITY文字色を強調します。
BACKGROUND_BLUE背景色に青を含ませます。
BACKGROUND_GREEN背景色に緑を含ませます。
BACKGROUND_RED背景色に赤を含ませます。
BACKGROUND_INTENSITY背景色を強調します。
※これらの定数は "api_console.sbp" で定義されています。

dwFlags
オプション フラグを、以下の定数の組み合わせで指定します。
優先順位クラス説明
STARTF_USESHOWWINDOWwShowWindow メンバを有効にします。
STARTF_USESIZEdwXSize、dwYSize メンバを有効にします。
STARTF_USEPOSITIONdwX、dwY メンバを有効にします。
STARTF_USECOUNTCHARSdwXCountChars、dwYCountChars メンバを有効にします。
STARTF_USEFILLATTRIBUTEdwFillAttribute を有効にします。
STARTF_USESTDHANDLEShStdInput、hStdOutput、hStdError メンバを有効にします。
STARTF_RUNFULLSCREEN作成するプロセスがコントロール アプリケーションのとき、コンソール ウィンドウをフルスクリーンで表示します(WindowsNT系OSのみ)。
STARTF_FORCEONFEEDBACKアプリケーション起動時に砂時計カーソルを利用します。
STARTF_FORCEOFFFEEDBACKアプリケーション起動時にカーソル変更を行いません。

wShowWindow
ウィンドウの表示状態の初期値を指定します。指定する定数については、ShowWindow関数の nCmdShow パラメータを参照して下さい。dwFlags メンバで STARTF_USESHOWWINDOW フラグを指定したときにのみ有効です。

cbReserved2
予約されています。0 を指定して下さい。

lpReserved2
予約されています。0 を指定して下さい。

hStdInput
作成するプロセスの標準入力ハンドルを指定します。dwFlags メンバで STARTF_USESTDHANDLES フラグを指定したときにのみ有効です。

hStdOutput
作成するプロセスの標準出力ハンドルを指定します。dwFlags メンバで STARTF_USESTDHANDLES フラグを指定したときにのみ有効です。

hStdError
作成するプロセスの標準エラーハンドルを指定します。dwFlags メンバで STARTF_USESTDHANDLES フラグを指定したときにのみ有効です。

環境情報

インクルード ファイル: api_system.sbp 内で定義済み


CreateProcess関数