構造体: LOGFONT

フォント情報が格納されます。


定義
Type LOGFONT
    lfHeight As Long
    lfWidth As Long
    lfEscapement As Long
    lfOrientation As Long
    lfWeight As Long
    lfItalic As Byte
    lfUnderline As Byte
    lfStrikeOut As Byte
    lfCharSet As Byte
    lfOutPrecision As Byte
    lfClipPrecision As Byte
    lfQuality As Byte
    lfPitchAndFamily As Byte
    lfFaceName(LF_FACESIZE-1) As Byte
End Type
lfHeight
フォントの高さを論理単位で指定します。
0 以上のときは、文字セルの高さを示します。
0 のときは、デフォルトの高さになります。
0 以下のときは、文字の高さ(文字セルからスペース部分を取り除いた高さ)を示します。

lfWidth
フォントの幅を論理単位で指定します。
0 を指定すると、lfHeight メンバで指定した高さに見合った幅が、自動的に指定されます。

lfEscapement
行の角度を 0.1 単位で指定します。デフォルトは 0 です。

lfOrientation
ベースラインの角度を 0.1 単位で指定します。デフォルトは 0 です。

lfWeight
フォントの太さを、以下の定数から指定します。
定数
FW_DONTCARE0
FW_THIN100
FW_EXTRALIGHT200
FW_ULTRALIGHT200
FW_LIGHT300
FW_NORMAL400
FW_REGULAR400
FW_MEDIUM500
FW_SEMIBOLD600
FW_DEMIBOLD600
FW_BOLD700
FW_EXTRABOLD800
FW_ULTRABOLD800
FW_HEAVY900
FW_BLACK900

lfItalic
1 を指定するとイタリック体になります。デフォルトは 0 です。

lfUnderline
1 を指定すると下線付きのフォントになります。デフォルトは 0 です。

lfStrikeOut
1 を指定すると、打消しライン付きのフォントになります。デフォルトは 0 です。

lfCharSet
キャラクタセットを、以下の定数から指定します。
定数説明
ANSI_CHARSETWindows 文字セット
BALTIC_CHARSET
CHINESEBIG5_CHARSET
DEFAULT_CHARSET指定なし
EASTEUROPE_CHARSET
GB2312_CHARSET
GREEK_CHARSET
HANGUL_CHARSET
MAC_CHARSET
OEM_CHARSETOEM 文字セット
RUSSIAN_CHARSET
SHIFTJIS_CHARSETシフト JIS 文字セット
SYMBOL_CHARSET
TURKISH_CHARSET
JOHAB_CHARSET韓国版 Windows 用文字セット
THAI_CHARSETタイ版 Windows 用文字セット

lfOutPrecision
出力精度を、以下の定数から指定します。
定数説明
OUT_CHARACTER_PRECIS使用されません。
OUT_DEFAULT_PRECISデフォルトの動作に任せます。
OUT_DEVICE_PRECIS同じ名前のフォントが見つかったときは、デバイス フォントを使用します。
OUT_OUTLINE_PRECIS同じ名前のフォントが見つかったときは、TrueType や他のアウトラインベースのフォントを使用します(WindowsNT系OSのみ)。
OUT_RASTER_PRECIS同じ名前のフォントが見つかったときは、ラスタ フォントを使用します。
OUT_STRING_PRECIS使用されません。
OUT_STROKE_PRECIS同じ名前のフォントが見つかったときは、ベクトル フォントを使用します(Windows9x系OSのみ)。
OUT_TT_PRECIS同じ名前のフォントが見つかったときは、TrueType フォントを使用します。
OUT_TT_ONLY_PRECISTrueType フォントを使用します。TrueType フォントが組み込まれていないときは、デフォルトの動作になります。

lfClipPrecision
クリッピング精度を、以下の定数から指定します。
定数説明
CLIP_DEFAULT_PRECISデフォルトの動作に任せます。
CLIP_CHARACTER_PRECIS使用されません。
CLIP_STROKE_PRECIS使用されません。
CLIP_MASK使用されません。
CLIP_EMBEDDED読み込み専用の埋め込みフォントです。
CLIP_LH_ANGLES座標系が右手座標系か左手座標系かによって、すべてのフォントの回転方向を決めるようにします。
CLIP_TT_ALWAYS使用されません。

lfQuality
出力品質を、以下の定数から指定します。
定数説明
DEFAULT_QUALITYフォントの文字品質は、重視されません。
DRAFT_QUALITYフォントの文字品質は、PROOF_QUALITY フラグを指定したときほど重視されません。
PROOF_QUALITYフォントの文字品質は、論理フォントの属性を正確に一致させることよりも重視されます。

lfPitchAndFamily
フォントのピッチ、およびファミリを、以下の定数を組み合わせて指定します。
定数説明
DEFAULT_PITCHピッチはデフォルトの動作に任せます。
FIXED_PITCHピッチは固定長になります。
VARIABLE_PITCH ピッチは可変長になります。
FF_DECORATIVE装飾付きフォントが指定されます(Old English など)。
FF_DONTCARE一般的なファミリが指定されます。
FF_MODERNモノスペース フォントが指定されます(Pica、Elite、CourierNewなど)。
FF_ROMANセリフ(H、I などの上下にあるひげ飾り)のあるプロポーショナルフォントが指定されます(Times New Roman など)。
FF_SCRIPT手書き風のデザインのフォントが指定されます(Script、Cursive など)。
FF_SWISSセリフ(H、I などの上下にあるひげ飾り)のないプロポーショナルフォントが指定されます。

lfFaceName(LF_FACESIZE-1)
フォント名を示す文字列を指定します。

環境情報

インクルード ファイル: api_gdi.sbp 内で定義済み


CreateFontIndirect関数