指定したウィンドウのクライアント領域に対するデバイス コンテキストを取得します。GetDC関数の拡張版です。
hrgnClip
dwFlags
戻り値
関数が成功すると、デバイス コンテキストのハンドルが返ります。失敗すると、0 が返ります。
解説
取得したデバイス コンテキストが不要になったら、ReleaseDC関数を使用してメモリから解放して下さい。ただし、ウィンドウクラスに属しているディスプレイ デバイス コンテキストは、解放する必要ありません。
環境情報
インクルード ファイル: api_window.sbp 内で定義済み
定義
Declare Function GetDCEx Lib "user32" _
(hWnd As HWND, _
hrgnClip As HRGN, _
dwFlags As DWord) As HDC
hWnd
ウィンドウ ハンドルを指定します。
クライアントウィンドウの可視領域と結合する(オプションによる)、クリッピング領域を指定します。
オプション フラグを、以下の定数を組み合わせて指定します。
定数 説明 DCX_WINDOW ウィンドウ全体に対するデバイス コンテキストを取得します。 DCX_CACHE キャッシュからデバイス コンテキストを取得します。 DCX_PARENTCLIP 親ウィンドウの可視領域を使用します。親ウィンドウの WS_CLIPCHILDREN スタイルや CS_PARENTDC スタイルは無視されます。デバイスコンテキストの原点は、hWnd パラメータで指定したウィンドウの左上隅に設定されます。 DCX_CLIPSIBLINGS クリッピング領域から、hWnd パラメータで指定したウィンドウの上にある兄弟ウィンドウすべての可視領域を除外します。 DCX_CLIPCHILDREN クリッピング領域から、hWnd パラメータで指定したウィンドウの下にある子ウィンドウすべての可視領域を除外します。 DCX_NORESETATTRS デバイス コンテキストが解放されるとき、属性を初期化しません。 DCX_LOCKWINDOWUPDATE LockWindowUpdate 関数の呼び出しが有効な場合でも描画を可能にします。トラッキング中に描画を行う場合に使います。 DCX_EXCLUDERGN デバイス コンテキストの可視領域から、hrgnClip パラメータで指定したクリッピング領域を除外します。 DCX_INTERSECTRGN デバイス コンテキストの可視領域と、hrgnClipパラメータで指定したクリッピング領域の共通部分を、新しいクリッピング領域とします。 DCX_VALIDATE DCX_INTERSECTUPDATE と DCX_VALIDATE の両方の指定により、デバイスコンテキストが完全に有効化します。これは、BeginPaint関数の動作と同じです。
DLLファイル: user32.dll
GetDC関数、ReleaseDC関数