Win32API: MessageBox

メッセージ ボックスを表示します。


定義
Declare Function MessageBox Lib "user32" Alias "MessageBoxA" _
   (hWnd As HWND, _
    lpText As BytePtr, _
    lpCaption As BytePtr, _
    uType As DWord) As Long
hWnd
メッセージ ボックスを所有するウィンドウのハンドルを指定します。

lpText
メッセージ ボックスに表示される文字列を指定します。

lpCaption
メッセージ ボックスのタイトル バーに表示される文字列を指定します。

uType
メッセージ ボックスのタイプを、以下の定数を組み合わせて指定します。

※ボタン フラグ
定数説明
MB_ABORTRETRYIGNORE「中止」「再試行」「無視」ボタンを表示します。
MB_OK「OK」ボタンを表示します。
MB_OKCANCEL「OK」「キャンセル」ボタンを表示します。
MB_RETRYCANCEL「再試行」「キャンセル」ボタンを表示します。
MB_YESNO「はい」「いいえ」ボタンを表示します。
MB_YESNOCANCEL「はい」「いいえ」「キャンセル」ボタンを表示します。

※アイコン フラグ
定数説明
MB_ICONEXCLAMATION、MB_ICONWARNING感嘆符「!」アイコンを表示します。
MB_ICONINFORMATION、MB_ICONASTERISK吹き出しの中に小文字の「i」があるアイコンを表示します。
MB_ICONQUESTION疑問符「?」アイコンを表示します。
MB_ICONSTOP、MB_ICONERROR、MB_ICONHAND停止アイコンを表示します。

※デフォルト ボタンの指定フラグ
定数説明
MB_DEFBUTTON1最初のボタンをデフォルトのボタンに設定します。
MB_DEFBUTTON22番目のボタンをデフォルトのボタンに設定します。
MB_DEFBUTTON33番目のボタンをデフォルトのボタンに設定します。
MB_DEFBUTTON44番目のボタンをデフォルトのボタンに設定します。

※動作形態フラグ
定数説明
MB_APPLMODALユーザーがメッセージ ボックスに応答するまで、hWnd パラメータで指定したウィンドウで作業をすることができません。
MB_SYSTEMMODAL最前面ウィンドウ(WS_EX_TOPMOST スタイル)のメッセージ ボックスを作成します。
MB_TASKMODALhWnd パラメータに NULL を指定すると、ユーザーがメッセージ ボックスに応答するまで、呼び出し側のタスクに属するすべてのトップレベルウィンドウが無効になります。

※その他のフラグ
定数説明
MB_DEFAULT_DESKTOP_ONLYデフォルト デスクトップ以外でメッセージ ボックスを作成できないようにすることを示します(WindowsNT系OSのみ)。
MB_HELP「ヘルプ」ボタンを表示します。
MB_RIGHTテキストを右寄せで表示します。
MB_RTLREADINGテキストを右から左に向けて表示します。ヘブライ語やアラビア語をサポートしているシステムで有効です。
MB_SETFOREGROUNDメッセージ ボックスをフォアグラウンド ウィンドウにします。
MB_TOPMOST最前面ウィンドウ(WS_EX_TOPMOST スタイル)のメッセージ ボックスを作成します。
MB_SERVICE_NOTIFICATIONWindowsNT系OSのみに有効です。サービス イベントを通知して、現在のアクティブなウィンドウにメッセージ ボックスを表示します。hWnd パラメータに NULL を指定しておく必要があります。

戻り値

関数が成功すると、押されたボタンを示す、以下の定数のいずれかが返ります。失敗すると、0 が返ります。
定数説明
IDABORT「中止」ボタンが押されました。
IDCANCEL「キャンセル」ボタンが押されました。
IDIGNORE「無視」ボタンが押されました。
IDNO「いいえ」ボタンが押されました。
IDOK「OKボタン」が押されました。
IDRETRY「再試行」ボタンが押されました。
IDYES「はい」ボタンが押されました。

環境情報

インクルード ファイル: api_window.sbp 内で定義済み
DLLファイル: user32.dll


MessageBeep関数