Win32API: wsprintf

指定したデータを、書式制御文字列にしたがってフォーマットします。


定義
Declare Function wsprintf CDECL Lib "user32" Alias "wsprintfA" _
   (lpText As BytePtr, _
    lpFormat As BytePtr, _
    ...) As Long
lpText
文字列を格納するためのバッファを示すポインタを指定します。

lpFormat
書式制御文字列を指定します。

...
提供するためのデータをカンマ(,)で区切って指定します。

戻り値

関数が成功すると、バッファに格納された文字列のバイト数(終端の NULL 文字を除く)が返ります。失敗すると、書式指定文字列のバイト数よりも小さな数が返ります。

解説

この関数で取得できるデータのサイズは1KB(1024 Byte)までとなります。1KBを超えた場合、1025バイト目にNULL文字が格納されるので、注意してください。

書式指定文字列は、任意の文字列と以下の書式指定子の組み合わせから構成されます([] 内は省略可)。

%[-][#][0][width][.precision][type]

フィールド説明
-左揃えにします。右側には、フィールド幅を満たすまで、空白や 0 が埋められます。このフィールドを省略すると、右揃えになります。
#16 進文字列の頭に、0x または 0X を付加します。
0フィールド幅を満たすまで、0 を埋めます。このフィールドを省略すると、空白で埋められます。
width最小文字数を指定します。この指定によって値が切り捨てられることはありません。
precision最小文字数を指定します。この指定によって値が切り捨てられることはありません。
type 対応するデータの種類を、以下の文字シーケンスから指定します。
文字シーケンス説明
c、C単一文字を出力します。対応するデータは、8 ビット整数型として認識されます。
d、i符号付き 10 進数を出力します。対応するデータは、32 ビット整数型として認識されます。
s、S文字列を出力します。対応するデータは、文字列ポインタとして認識されます。
u符号無し 10 進数を出力します。対応するデータは、32 ビット整数型として認識されます。
x、X符号無し 16 進数を出力します。対応するデータは、32 ビット整数型として認識されます。x を指定すると "abcdef" が、X を指定すると "ABCDEF" が使用されます。

環境情報

インクルード ファイル: api_window.sbp 内で定義済み
DLLファイル: user32.dll